「確かにそういう顔してるかもしれないね。


だけど、前に比べたら
栞の表情は優しくなったと思う。


まだたまに思い出すんでしょ?


あの事。


俺言ったよね?
無理に忘れようとしなくていいって。



辛くなったら俺を頼れ。
1人が怖いなら俺を呼べ。


俺はお前の見方」



「………ありがとうございます」



少し泣いたこと
恭平さん気付いてたかな?


あたしは、
そのまま恭平さんの胸の中で眠りに着いた。