「そういうことしそうなやつ?」


「いえ、分かりません。
今日初めて話したので。
だけど、相手を知ったとしても
彼氏は…作る気ないですよ。
てゆーか、出来ません」


「そっか…」


しばらく沈黙。


「恭平さん」

「ん?」

「寒いです。
暖めてください」


恭平さんは、ははっと笑う。