「え?」 「あたしの寂しさ埋めてくれるんでしょ? だったら、あなたのぬくもりで あたしを暖めて?」 金野くんの顔を見た。 ほら、困った顔する。 スッと金野くんから離れる。 「あはは、だから冗談だって。 びっくりした? あたしのなにを好きになってくれたのか 分からないけど あたしはあんたが思ってるような子じゃない。 これからあたしに一切関わらないで。 さよなら」 あたしは教室を出た。