霊感少女物語



毎朝みている星座占いで今日のあたしの星座が1位だったからかもしれないけど
席は結唯の後ろだった
しかも窓側の一番後ろの席だし!


担任の先生もなかなか来ない!

というわけでずっと結唯と話してた


でもベランダから視線を感じてそっちをみると


いつからかわからないけど5歳くらいの女の子が泣きそうな顔をしながらベランダの柵に座ってこっちを見ていた。

でも、その子は明らかに透けている。

(絶対幽霊だ…!)


「結唯、あの子‥」



「え!!いつからいたの!?」


結唯が驚いて大きな声をだしたから教室にいた人のほとんどがこっちを見ていた。


「ちょ、結唯声デカいって」

「あ、あぁ、ごめん。でも…泣」



あたしは結唯がオバケとか幽霊とか苦手なのを思い出した


「ゆ、結唯!ごめん!」

急いであやまって小さい頃からやってあげてるように結唯の目線を揃えて結唯の手を包むように握った。


「もういいよ、ありがとう麗美」



その行動でまた視線が集まった




でも幽霊とはいえ小さい子をほってけないあたしはバッ!と急に立って窓を開けた

そして…