結「あ、麗美!勝手に行かないでよ!」

結唯は心配し過ぎなんだよなーもう。

麗「大丈夫だから。木の裏に誰かいるの、多分あの人があたしに助けてって言ってた人だよ。」

結「え、じゃあ、私も行くよ」


麗「結唯こそ大丈夫なの?あの人幽霊だと思う。結唯も見えるでしょ?」

結「平気だよ。麗美もいるし、助けてほしがってる人を無視はできないよ。まぁ、見えちゃうからちょっと怖いけど…」


麗「そう。じゃあ、無理しないでね」


私たちはゆっくり木の裏に回り込んだ。