霊感少女物語


しかもなんだ“まさくん"って!


誰も呼ばないでしょ!


てか、玲花ちゃん涙目になっちゃったし

「玲花ちゃん、泣かないで?
もう一回話せる?」


『ぅ、うん。』


「よかった、じゃあゆっくりでいいからね」


『あのね、実はここ、』

「おいそこ!みんな移動してんぞ!入学式始まるからさっさとしろ!!」



うわっ!ほんとだ、もうあたし達しかいないじゃん!

「また聞けなかった…ごめんね玲花ちゃん、
あたし達入学式に出てくるからお絵かきでもしてここで待っててくれる?」


『うん。泣』


あたしは急いでカバンから紙とシャーペンを出した。


「結唯行くよ!!」


結唯とあたしは走って教室を出た


「ねぇ結唯、入学式ってどこでやるの?」


「え?知らないで出てきたの?」



「うん。アハハ‥ハハ。ごめん」

「もう!体育館だよ!」


結唯に怒られながら無事に体育館へ!
途中で迷ったけどそれはなかったことに。