お母さんの話は 楽しかった。 私が物心つく頃には 母という存在はなかった。 なので 悲しいとか寂しいなどの感情は 持っていない。 でも、 羨ましく思うときはある。 今日だって、 みんなはお母さんが来てたけど もちろん私にお母さんはいない。 悲しくはないけど、 友達とそのお母さんが仲良くしているのを 見ると、羨ましく思う。 でも、 それだけだ。 私は 父が大好きで、 このお店の匂いが大好きで、 お母さんの話をする父が大好きだ。 それだけで、 十分だ。