「あっ!
みきせんぱーーい!」
「おぉ〜!
なっちゃん〜、久しぶりだね」
川口美希 (かわぐち みき)先輩
可愛い顔でスタイルも良いみき先輩は
男子に大人気らしい。
女子の私でも惚れてしまいそうなる…
「ほんとですよ〜、連絡してくださいよせんぱーい」
「ごめんごめん!
あれ?隣にいる子は?」
「あっ、どうも、こんにちは…丸島あいなって言います。」
「私の幼馴染なの!」
「そうなのね、よろしくね!」
それから数分話してチャイムが鳴ったから教室に戻ることにして廊下を歩いていた。
「みき先輩すごい優しかったでしょ?」
「うっ、うん。あんな良い先輩がいるんだね」
「あたりまえじゃなーい。
みき先輩は最高よ!」
「そうだよね 、あはは」
ドンっ⁉︎
よそ見をしていた私は誰かにぶつかって
転んでしまった。
「イタタタタ……」
「あいな大丈夫?」
「う、うん、あっ!
あの、すみません!大丈夫です…か」
この人誰だろ…?
先輩かな…?笑顔が眩しい。
「大丈夫だよ。それより怪我ねぇか?」
「え!あっ、大丈夫です…」
「それならよかった。
気をつけろよな!」
「あ、は、はい!」
驚きすぎて言葉がうまく出てこない。
無邪気に笑う彼は太陽のようで
私は一瞬で恋に落ちた。
生まれて初めて、”一目惚れ”というのをしたんだ。

