うぬぼれが許されるなら、
先輩はきっと私の事を好きで
いてくれてるのだろう。


でも、そんな状況を
冷静に見ている私もいるのだ。



新井先輩の横顔は、
正面から見たときよりも
修とは似ていなかった。

どんなに似ているって
言われていても、

修は修。


先輩は先輩。



先輩とこうして花火を見ていても、
修のことばかり考えている。

ホントは、今だけではない。