こころの温度差

今まで先輩のことを
特に意識したこともなかったし、
こうやって、
二人きりで残っていたこともないから、
なんだかへんな感じだ。


きっと、
ユミとセイちゃんがへんな事を
言ったせいだと思う。



夕焼けで
優しいオレンジ色の光が差し込んだ
いつものカフェテリアも、
いつもより
あたたかいような気がする。

私はコーヒーの缶と、
ペットボトルのレモンティーを買った。


販売機の取り出し口に手をやると、
聞き覚えのある声が聞こえる。



(修だ!)