あれは、もう空も白んで来た頃、
一晩中泣いていた私は、

今こうして一人スヤスヤと、
私のベットで安らかに眠っている修の事が
とても憎らしく思えてきた。


「起きて、起きて。」

体を揺さぶる。

反応がない。

「起きてよっ!!

 オ・キ・テ!!」

「ん、、、。ぁ、、、。」

「もう始発あるでしょ。私今日忙しいから、
もう帰って。」

「ぇ、、。んん、、。なに?なんで?」

寝ぼけているらしく、目は半分開いた位だ。