クリスマスイブの前の
天皇誕生日の新宿駅は、
朝早いというのにごった返していた。

私は浮かない顔で、
小田急線のホームに向かう。



亜矢子と会ったあと、たまらなくなって
ユミとセイちゃんに
電話をした。

二人は慌てて私のアパートに飛んできて、
私の泣き言に、泊まり込みで付き合ってくれた。

ユミとセイちゃんは
さんざん修を罵った。