【幸斗side】
トントン

「はい?」

幸斗「海原 幸斗だけど…」

ここは…律が通っている高校。
まぁ、俺達が通っていた高校でもあるわけだが…
そして俺は今、軽音部の部室にいる。

もちろん、俺たちの後輩と言っていいのかはわからないが…律の後輩達が
せっせと文化祭の準備をしていた。

律はさっき、藍ちゃんと帰る為に大学の近くの公園に俺といた。
と、ゆうことはもう学校にはいない。

だから、俺はある真相を確かめに来た。

後輩「海原 幸斗……あっ‼︎
もしかして…野々原先輩が言ってた軽音部の先輩ですか⁉︎」

幸斗「うん、多分そう」

後輩「わぁぁ‼︎会えて嬉しいですっ‼︎
えっと、今日は何の用事ですか⁉︎」

幸斗「ちょっと、見せてほしいものがあるんだよね…」

後輩「見せてほしいもの…ですか?」
___________
_____________
_______________

後輩「これでいいんですか?」

幸斗「うん、ありがと」

後輩「いえっ、でも、部活のアルバムなんて…何が見たいんですかっ?」

幸斗「んーとね……あっ……マジであった……」

この前律に見せてもらった写真。
確かに女の子だって言われれば、女の子に見えたけど……
これはもしかしたら……

パシャ

後輩「この写真を撮って…どうするんですか?」

幸斗「ちょーっと、知りたいことがあってねぇ。もう大丈夫。ありがとね」

後輩「はいっ‼︎またいつでも来てください‼︎」

今の年の写真は…俺達が大学1年で、律が高校1年だった時。
本来ならお互い知るはずのない律と藍ちゃんだけど…
藍ちゃんは大学1年だった時、高校の文化祭に行って、律と知り合った。

でもその日、俺は文化祭に行かなかった。
この写真が…藍ちゃんの女装写真なら…


藍ちゃんと律は…付き合ってる事になる

真実を確かめてやる。

【この写真って藍ちゃん?】
写真とともに送ったメール。
その、自分のうった文字を見る度、
何故か鼓動が早まる。

ピカピカ

携帯が受信を完了したとゆう合図を出す

【そうですけど…それがどうかしたんですか?あぁ、幸斗先輩いなかったですもんねっ‼︎】

やっぱり…そう…だったのか…

俺はその日ある真相を知ってしまったとともに…ある作戦を実行させることにした…。

そんな事を考えているなんて…
律は思いもしなかった。