でも、今日の七海を見て俺の不機嫌さは吹き飛んだ





と同時に自分の顔が赤くなっていくのがわかった。





今まで感じたことのないくらいの胸の高鳴り




でも……





口が滑っても『かわいい』なんて言えなかった。






俺がこいつをどう思ってるかなんてすでにわかっていた






俺ってこんなに勇気のない男だったか?…





素直に言えたら…どんだけ楽だろうな…