「24日……、空けとけよ」 「わっ…、わかった……」 気づくと、私は青空の腕から解放されて、ただ階段に突っ立っていた。 「あっ!!」と、後ろを振り返っても、すでに青空はいなくなっていた。 「は…早すぎでしょ………。ふふっ」 さあ、帰ろっと。 胸がうるさくて、ドキドキして、 言葉じゃ表せない何かが溢れるような気がして、 ダッシュで階段を下りていった。