「もう、早く帰ろっと」 さっきみたいに、ダッシュするのはやめて、ゆっくりと歩き始めた。 いくつかの教室の前を通り、左に曲がったところにある階段を下りる。 と、その時、 後ろから、誰かに抱きしめられる感覚がした。 「えっ…?」 「………一応言っとくけど…」 青空?!! うそ、なんで?さっき「じゃあな」って、どっか行っちゃったじゃん。 走ってきたのか、少し息が荒い。 つられて、私も息が苦しくなる。 青空の片腕に、私はスッポリと埋まってしまっている。 何?!!この状況!!!