「それじゃっ」と、校門に着くなり、走っていく七海の後ろ姿を見送ると、






「青空!!おはよ〜!」






「おはよう」





また始まる、いつもと同じ朝。





いつもと同じ、うるさい奴ら。





「クリスマス、うちらと遊びに行かな〜い??」






「あ…、ごめん用事が詰まってて…」





いつもと同じ言い訳。





「「えぇ〜〜〜!!!」」





うるせえ……。





化粧ケバいんだよ……。






ちょっとはマシな格好しろよな。






かわいくねーし…。






なんて、







言えるわけがない……。






2学期の最後ぐらい、静かにすることはできないのか、こいつらは。