「あ、そうだ」 と、何かを思いついたように言うと、 青空の横顔は、口角を上げた。 「今すぐに暖まる方法なら、一つ、あるけど?」 「あるんじゃん!してよ!」 なんだ…、あるんならさっさと行動に移してよね…。 ほんとに……、めんどくさい…。 「それはそれは、ありがとうございます」 「いえいえ、どういたしま…し……て?」 いきなり握られた右手から、何か熱いものが身体中を駆け巡った。 「これで俺の左手は暖かい」