「ふーん……。なるほどな」
立ち話もなんだから、と椅子を勧められて、西森と、向かい合わせで椅子に座り、話を始めた。
って言っても、大まかなことだけ。
この人も馬鹿にするのかな……。
そりゃそうだよね……、今の状況は、自業自得としか言いようがないし、何を言われても言い返せない。
自分の手を、もう片方の手で、ギュッと強く握った。
だ、大丈夫大丈夫!
また、別の方法を探せばいいし……、
「いいけど?」
「……………ん?」
私の、心の中での自問自答という沈黙を破ったのは、西森だった。
「彼氏のふりならしてやってもいいって言ってんだよ」
「はぁああ!??いやいやいやいや、ありえないから」
「それとも、他にあてがあるのか?」
「そ、それは………」
完全に見抜かれてる……。

