「…………え?」 知らずの内に出た声に、思わず自分の口をふさぐ。 「はぁ?何、寝ぼけてんだよ」 まるで別人……、いや、別人の男に、自然と後ずさる。 「あぁ……、すみません…。 人違い……、なようです………」 「………、ぶっっっっ…、っっ…、あはははっ」 何かがコロッと変わったかと思えば、いきなり笑い出し始めた。 「あ、あのぉ………」 ちょっと待てよ……。 こいつ………。 ……誰?