「七海……キモい」
「もぉ〜さっちゃんたらぁ〜」
「いや、本当にキモいから
さっきからずっとニヤニヤしてて…」
「だってぇ〜」
「はいはいっ、さっきから10回は聞かされてるよ。おめでとうおめでとう。」
「さっちゃーん、感情がこもってないよぉ〜」
「殴っていい?♪」
「ずみまぜん………」
「ってか、あんた、あんなに西森くんに近づいてんのに……なんともないの?」
「……は?」
「えっ…いや、あの……
恋愛小説とか、少女漫画みたいな……
嫌がらせとか?」
「あぁ!それね!
うん、ないよっ」
「えっ………」
「私と西森だったら絵になるんじゃない?ほら、美男美女?」
「殴っていい?♪」
さつきさん……
あなたさっきから……
私の腕つねってますよね……
今、お弁当持ってるんですけど……
あぁ〜でも、
放課後が楽しみっっ