空菜が泣き止み、そろそろ行こうか!、とさっちゃんの声で、私たちはお店を出た。 じゃ!私は隆樹の練習見てくから!、と学校の方へ行ってしまったさっちゃんに取り残されてしまった、空菜と私。 「か、帰ろっか」 空菜が頷くのを確認すると、私たちは横に並んで歩き始めた。 でも、やっぱり無言。 その時、 「………あのね!……」 と空菜が思い切ったように言った。 「本当は言っちゃいけないんだけど……。やっぱり言うことにするね!」 「う、うん」 空菜が立ち止まったことで、私も自然に立ち止まる。