「んー……。いいネタがあるじゃない」 ニヤニヤとし始めた前島の顔を、隆樹でさえ気味の悪そうに横目で見る。 「何があるんだよ」 当たり前のように尋ねると、はぁぁぁぁあ?!!、と急に飛び上がった。 「あんた、忘れたの?!!!」 「え、何を?」 深くため息を吐くと、ドカッと椅子に座り、再び眉間に皺を寄せた。 「明後日は、七海の誕生日でしょ?!」 ………。 「なるほど…」 「なるほど、じゃないでしょ!」 再びため息を吐く前島。