「教室に鞄を置きに行ったら、水原さんが居てさ!手伝ってたんだよ」





青空は、爽やかな声でニコニコと笑う藤原君とは反対に、「ふーん」とド低い声を出した。






「あっぁありがとね!藤原君!助かったよ!……っっ!」






今……、一瞬………、青空と…目が合った。






…気がしただけかな?







でも、青空の瞳は…、表情は……、







何故か、悲しそうな…寂しそうな目をしていた。





これもまた…。気がした…だけなのかな?