翌日の朝、学級委員の仕事で早くに学校に行った私は、一人…、そう、たった一人でプリントをホチキスで留める作業をしていた。
「めんどくさーーーい……げっ…まだ半分以上ある…。はぁぁぁぁ…」
「あれ?水原さん、おはよーっ」
っっ?!!
ガラッと開く教室のドアの音に、私は飛び上がった。
ドアの向こうに立っていたのは、
「ふ、藤澤君……びっくりしたーーー」
「はははっ、ごめんごめん」
まさかのバスケ王子!
で有名な藤澤華澄(かすみ)。
女の子みたいな名前にプラスして、愛らしい顔立ちの彼は、可愛い系尚且つ天然で人気が倍増。
特に、後輩からのモテがやばい…とか。
いやでも、さっちゃんの口からペラペラと出てくる言葉が耳に入ってくるせいでこんなことまで覚えてしまった…。

