やばい…、やっぱりやばかった。
聞かなければよかった、と後悔してももう遅い。
「そ、そんなに暗い顔しないでくれよ」
「でも…」
「大丈夫、今は親父と暮らしてるから」
ニコッと笑い、コーヒーを飲みほすと、彼は真剣な顔で私を見つめた。
「あのさ……」
「う、うん」
いきなりの真剣さに動揺してしまう私。
それでも、彼の綺麗な目にはしっかりと私が写っていた。
「………俺、峰山さんの事が気になってるんだ」
「えっ、えーーーっ?!」
まじ?!まじなの?!
わ!空菜!空菜ーーー!と叫んでも彼女は観覧車の中…。
「いや、でも手伝って欲しいとか言うわけじゃないから、安心して?」
「う、うん」

