「俺は嫌だなー…」
「え?」
クレープを食べ終わったと同時に尋ねてみる。
柊君は、少し眉を下げて言った。
「俺は、この状況が嫌なんだ」
「ど、どーゆうこと?」
柊君の言葉が全く理解できずにいる私の頭の上には、きっと?マークが泳いでいるだろう。
「できることなら、俺が観覧車に乗りたかった」
「え?乗ればよかったのに」
私の言葉に驚いたのか呆れたのか、まあとにかく、彼は微妙な顔を浮かべた。
「俺、閉所恐怖症だからさ…」
「そ、そうなんだ…」
聞いちゃまずかったかな……。
「小さい頃に、母親から暴力受けてさ。毎日毎日、壁のタンスに閉じ込められてたんだ」
「え…」

