「んー……じゃあ、いいや!私一人で乗るのも悲しいしね」
口角は上がっているのに、眉は八の字という微妙な表情で「ハハッ」と笑う空菜が少し可愛そうに見えた。
んー…。おっと!いい人を発見!
欠伸をしている、暇そうな人!
「青空!一緒に乗ってきたら?」
「は?!」
うむ、予報通りの反応だ!
「だって、私と柊君は観覧車に乗れないけど、青空は大丈夫なんでしょ?それに、空菜も自分の乗りたいものに乗れなきゃ楽しくないじゃん!」
必死に断っている青空を無視して、私は2人腕を引っ張り、観覧車の乗り場まで走った。
ちょうど、並んでいる人は誰もいなく、すぐに乗れる状態だったから、ピーチクパーチク言っている2人を、ゴンドラに押し込んだ。

