夢? 夢なら早く覚めてほしい。 でも、 頬を伝う涙の温かさが、私を現実に引き戻す。 「そうゆうことだから」 何かを迷いなく切り離すように、冷たい言葉を残すと、彼はドアの向こうへと消えた。 「まっ………?……!」 「まって」の言葉が、次の光景によって、喉で突っかかった。 「大丈夫なの?本当に……」 「うん」 彼が誰かと話している……。 女の子? あぁ、『あいつの』………、 現在進行形の恋人…か。