「おーーい!俺たちを忘れないでくれよー!」
大きく手を左右に振りながら走ってきたのは隆樹だけではない。
青空も面倒くさそうに後を走ってくる。
何回か私服は見たのことあるけど…、
ラフな感じでやっぱりかっこいい…。
「ちょっと、七海。顔赤いよ」
「え?!ぎゃあ!」
さっちゃんと空菜がケラケラと笑いながら私の顔を覗き込んできた。
そしてとっさに顔を隠す私。
うぅ………。あつい、あつい…。
「後一人だね!あ、来た!」
「あ、少し遅れたね。ごめん」
これまたスタイルのいい柊君!
え、普段は眼鏡なんだ……。