教室に戻ると、さっちゃんが飛んできて、「どうしたの?!!」と声をそろえて聞いてきた。
事情を説明する……なんてことはしなくてよかった。
この人、カンが鋭いからなー。
「青空は?」
青空が座るはずの席が空席になっていることに気づき、さっちゃんに尋ねた。
「あ、七海たちを探しに行ったよ?」
「「ええーーーーー!!」」
ちょうどその時、私の頭の上に誰かの手が乗せられた。
「あ、おかえりー」
「んー、どーもー、」
「青空!!」
上を見上げると、青空が後ろに立っていた。
「わ!もう時間ないよ!早く食べよ!」
「俺はもお食ってんぞー?」
すでに隆樹君はおにぎりを5つ以上食べ終わっていた。

