「お前さー、『です』『です』『です』『です』『です』キモいんだけど、何?それ。可愛いとでも思ってんの?」
「「あははははははははっっ」」
何人ぐらいだろ。
きっと、青空のファンの全員ほどの勢いだと思う…。
そんな大勢に、1人囲まれている空菜が瞼に涙を浮かばせているのが見えた。
空菜を泣かせて………。
最低!!!!
私は校舎の大きな壁の陰から出ると、スゥーっと息を吸い込み、大きな声で叫んだ。
「ちょっと!!あんたたち!そこで何してんの?!」
一瞬、女たちは肩をビクつかせた。
でも、すぐに眉間にしわを寄せると私を一斉に睨んだ。
「は?誰?おま…………水原……」
「水原……って……あの水原?……」
女たちが急に騒がしくなった。
「そうよ?あの水原よ?んで、私の大切な大切な友達に、何してんの?」
少し戸惑いつつも、女は再び強気な声で叫びあげた。

