「わ、わからないことがあったらなんでも聞いてね?」
試しに笑顔で話しかけてみる。
…………。
ち、沈黙……。
「……………それ……持ちます」
やっと口が動いた。
「え、あ、プリント?!いいよいいよ!大丈夫だから!」
「…………」
柊君は後に頷き、一緒に教室へ戻ることにした。
階段を上りながら「どこから来たの?」とか、「すごい名前だね!」とか言ってみたものの、返事は薄く、どうやらあんまり話したくないらしい。
「柊君ってモテるでしょ!そんなにイケメンだったら絶対にモテると思うんだよねー!」
「そんなことないですよ……」
「またまたー、そんなこと言っちゃってさー、前の学校で結構モテたんじゃっっっ……わっっ!!」
後もう一段っていうところで右足が突っかかってしまい、私の体は後ろの方へ倒れていく。
やばい!!!死ぬ!!!絶対死ぬー!!
っっっ………………あれ?

