ーガチャ






右手をズボンのポケットに突っ込みながら、下を向きながら無言で歩いてくる奏太。






「七海………」







「な、何?話って」






あ、ちょっと噛んじゃった…。





「………」








5秒ほどの沈黙が、ものっすごく長く感じる。








「七海…この前は本当に……
ごめん………」






「謝らないで?それより、あの子と仲良くしてるの?」





少し嫌味を兼ねて言ってみた。





私って、性格悪いのかな?




……うん、だろうね。





「…………別れた……」






「へぇー、そうなん……だ?」







えぇーーーーーーーーーー!!