お前を好きになって何年だと思ってる?

はあ…

家に入ってため息。

ぼちぼち冬夜の家に行く準備しなくちゃなぁ…。

パパの言うこと破ったらうるさいしね…。

私はまずシャワーを浴びてパジャマと制服と明日の準備を持って家を出た。

絶対大丈夫なのに。

そうして家を出たところでちょうどパパから電話がかかってきた。

「もしもし?」

(美愛か?ちゃんと奏の家に…)

「今!今向かってるよ!」

(そうか…。俺と玲は朝に帰るからな。
奏と美樹もだ)

やっぱりそうか…。

「わかった」