お前を好きになって何年だと思ってる?

そうして他愛のない話をしながら帰る。

「私のうち、ここなの」

「え!?ここ碓氷の家だったの!?」

武田君はすごい驚いてる。

「そうだよ」

「大きい…」

「そうかな?」

「豪邸じゃん」

「ん〜…。あ、この向かいの家が冬夜の家なんだ」