お前を好きになって何年だと思ってる?

「ええ…」

「ほらほら風邪引くよ!」

私はなかなか入らない武田君にしびれを切らして無理やり傘に入れた。

相合傘だけど…まあいいや!

「ごめん…」

「いいえ!帰ろ〜?」

そう言って歩き出す。

「武田君ってどこに住んでるの?」

「あー、西町の3丁目」

「そうなんだ!私は西町の1丁目なの」