お前を好きになって何年だと思ってる?

そう、さっきから女子が目をキラキラさせてノートを手にしてこっちを見てる。

「あれだからやなんだろ。
いいから見せろ」

「命令口調!?」

とは言いながらもしぶしぶノートを手渡す私。

渡さなかったらまた色々言われるだろうしね!!

ほんっとめんどくさいんだから!!

「サーンキュー」

冬夜はそう言いながら去って行った。

「まったくもう!」

私がプンプン怒りながらそう言うと恵美は

「まあいいんじゃないの?」