私も言い返して冬夜を睨む。

「バカ美愛のくせに俺をバカ冬夜って呼ぶ資格あんのか?」

「冬夜こそ私をバカ美愛って呼ぶ資格あるの!?」

「あるだろ。成績お前より上だけど?」

「なによー!!」

「事実を突かれて悔しいか〜?」

ニヤニヤしながらそう言う冬夜。

むっかぁーーー!!!

私は頰を膨らませてプイッとそっぽを向いた。

「そういや今日…憐斗さんに聞いたか?」

「…聞いたよ」

返事をして水たまりを蹴っ飛ばす。

もう、いやになっちゃう。