冬夜は未だに不機嫌。

無言でスパゲッティを上手く食べていく。

…なーんか上品に見える。

私はそんな冬夜をチラッと見て、

何度か巻きつけるのを失敗しながらようやく完食。

「ごちそうさまでした!」

「美味しかった、ありがとね」

「ううん、いつでも食べに来て?」

ママはそう言うと食器を下げた。