お前を好きになって何年だと思ってる?

「おとなしくしろよ」

その人はそう言ってニヤニヤする。

「妹に頼まれちまってよぉ。仕方ねぇんだよな」

妹?

「そんなの知らないっ!おろして!!」

「うっせーよ!少しはおとなしくしろやゴラァ!!!」

急に怒鳴られてビクッとする。

車に押し込められそうになって必死に抵抗する。

「やめてってば!!離してよ!!」

「るっせぇ!!」

そこに冬夜が目の色を変えて私を探し回っているのが見えた。

「冬夜っ!!!」

「チッ…邪魔者…」

その人はそう言うとバタンとドアを閉めて車に乗り込んだ。