冬夜side

パタン…。

ドアの音が虚しく響き渡る。

それと同時に洩れたため息。

俺…なにしようとした…?

髪をくしゃっとしてドアにもたれかかった。

あいつ…拒否しろよ…

なんで期待させるんだ…バカが…。

まあでも…電話がかかってきてよかった。