パパまで…まあいいやっ

「で、美愛。その彼氏とやらとは別れたのか?」

パパに言われてこくっと頷いた。

「元々好きじゃなかったもん」

その言葉にパパは顔をひきつらせて若干引き気味…

「…美愛みたいな人のこと、なんていうんだったっけ?」

「…小悪魔?」

「…あーそれそれ」

真さんと葵さんがそんな会話をしているとき、宗さんが、

「冬夜、よかったなっ!」

と言って冬夜の髪をわしゃわしゃ撫でた。

「ちょ、宗さん!」