お前を好きになって何年だと思ってる?

「そうだ、美愛ちゃん。
冬夜起こして来てくれない?起きないんだ〜」

え、えぇ〜…

「怒られますよ…」

「大丈夫大丈夫!お願い〜!」

美樹さんに頼まれたなら仕方ない…

いーこうっと。

私は靴を引っ掛けて家を出ると向かい側の家のドアを開けた。