お前を好きになって何年だと思ってる?

いつの間にか美愛の部屋の前。

…なんで来ちまうんだろうな。

中からは話し声。

多分電話だ。

(待ち合わせはどうする?)

そんな嬉しそうな声が聞こえる。

なんだ、デートかよ。

中にいる美愛の笑顔が見えたような気がしてまた胸が締め付けられる。

俺は唇を噛み締めてぐっと拳を握り締めると

踵を返してリビングに戻った。