お前を好きになって何年だと思ってる?

昼休み。

恵美は委員会で一人で待っていると誰かに腕を掴まれた。

パッと振り返ると

「ふ、藤沢君…?」

風邪から復帰した藤沢君だった。

「ちょっといい?」

「う、うん」

付いて行くと屋上に連れてこられた。

「…洋と付き合い始めたってホント?」

あ…そういえばいなかったんだ…

「…うん」