冬夜は無言でぐっと顎を引いて目線を落としている。

「机の上…置いとくね」

ダメだ…声が震える。

でも、あの子達になにかされたら嫌だし、

洋君と付き合い始めて、ちょうど冬夜から離れるチャンスなのかもしれない。

それに…冬夜だってそんなに私と一緒にいたくないかもしれない…