お前を好きになって何年だと思ってる?

「ちょっといいかなぁ?」

そう言って笑顔を貼り付けるリーダー的存在の人。

「えと…なに?」

洋君をチラッと見ながら言うと怪訝そうな顔をしてる。

「ねえ武田君!そういえばさ〜…」

「…ちょっと来てよ」

洋君に何人かの女子が話しかけ、その隙に無理やり私を引っ張って行く数人の女子。

「ちょ、美愛!?」

「だ、大丈夫だからちょっと待ってて!」

洋君にそれだけ言って素直に着いて行く。