お前を好きになって何年だと思ってる?

「えっ、ちょ、いいよ!」

私が頼むと洋君が私の分まで支払ってアイスを渡してくれる。

「いいって。遠慮しないでよ」

そう言って席に着きながら笑う洋君。

私も洋君の正面に腰を下ろす。

「え、でも…」

「ほら、早くしないと溶けるよ?」

洋君の言葉におずおず受け取った。

「あ、ありがと…」

「いいえ」