「これじゃあまるで新しい彼女見つけました〜って言ってるようなもんだよ…」
「失礼だな、俺はそこまで不躾じゃない。それに俺と御霊はそんな関係ではない、第一彩香も同じ学校なんだから転校生が来た事ぐらい知っているだろう?」
「そーだとしても俺に相談してくれよ。胃が痛い…」
「…ぐ、分かった」
「はい鮭定食とおかか握り、それと朝ごはん定食お・ま・ち!」
料理が(俺のだけ)かなり乱暴に机に置かれる。こ、これはもしや…省吾の言った通りなのか!?いやまさか彩香がそんな心の狭い人間なんて…他人のせいにするのは良くない。
とりあえずここは早くルートを決めてしまおう。
…う、なんで俺はこんな時に限って定食を頼んだんだ?いくら朝飯を食べていないからって。
違う、こんなのは俺じゃない。俺のジャンルじゃない!
「な、なあ省吾、御霊。早速だが何処を回るか決めよう」
「ほう?ふゃあふぁいひょは…」
「飲み込んでから話せ」
「そう?じゃあ最初は…外側からって事で丘の上美術館あたりからかな?」
「そうだな、御霊は美術品とか好きか?」
「絵とかは好きですよ?趣味で描いたりもしますし」
「そうか、決まりだな。…すぐに行こう」
…なんとか彩香の突き刺さるような視線から逃れて来た。
ここは、“丘の上美術館”丘の上には無いのにこの名前だ。どうでもいいが、俺はこういう場所が嫌いじゃない。
色の認識が出来ない俺にとって絵画などはあまり意味がないのだが、何故か落ち着く感じがする。
『汝か、彼の目を持つ者は』
あまりにもはっきりとした声に思わず顔を上げる、だが目前に在るのは一つの人物画だけ。
気のせいだと思い、また顔を下ろす。
『気付いておらぬか、自らが…だというのにな…』
また聞こえた、今度は気のせいじゃない。だが辺りを見渡しても目の届く範囲に居るのは俺達三人だけ。
「失礼だな、俺はそこまで不躾じゃない。それに俺と御霊はそんな関係ではない、第一彩香も同じ学校なんだから転校生が来た事ぐらい知っているだろう?」
「そーだとしても俺に相談してくれよ。胃が痛い…」
「…ぐ、分かった」
「はい鮭定食とおかか握り、それと朝ごはん定食お・ま・ち!」
料理が(俺のだけ)かなり乱暴に机に置かれる。こ、これはもしや…省吾の言った通りなのか!?いやまさか彩香がそんな心の狭い人間なんて…他人のせいにするのは良くない。
とりあえずここは早くルートを決めてしまおう。
…う、なんで俺はこんな時に限って定食を頼んだんだ?いくら朝飯を食べていないからって。
違う、こんなのは俺じゃない。俺のジャンルじゃない!
「な、なあ省吾、御霊。早速だが何処を回るか決めよう」
「ほう?ふゃあふぁいひょは…」
「飲み込んでから話せ」
「そう?じゃあ最初は…外側からって事で丘の上美術館あたりからかな?」
「そうだな、御霊は美術品とか好きか?」
「絵とかは好きですよ?趣味で描いたりもしますし」
「そうか、決まりだな。…すぐに行こう」
…なんとか彩香の突き刺さるような視線から逃れて来た。
ここは、“丘の上美術館”丘の上には無いのにこの名前だ。どうでもいいが、俺はこういう場所が嫌いじゃない。
色の認識が出来ない俺にとって絵画などはあまり意味がないのだが、何故か落ち着く感じがする。
『汝か、彼の目を持つ者は』
あまりにもはっきりとした声に思わず顔を上げる、だが目前に在るのは一つの人物画だけ。
気のせいだと思い、また顔を下ろす。
『気付いておらぬか、自らが…だというのにな…』
また聞こえた、今度は気のせいじゃない。だが辺りを見渡しても目の届く範囲に居るのは俺達三人だけ。
